回答内容
次の5点を気をつけると良いでしょう。1.報奨の決定基準は社内で十分に検討されたものであること。2.明確であること。社内で十分に検討したならば、文書化して明確にすることが必要です。「売上げ」とか「利益」「生産個数」など数値基準によって報奨を決定できる場合は具体的に数値として明確にしておきます。また「他社技術との差別化」とか「独創性に富んだ独自特長機能」「商品信頼性」など数値化しにくいものはそれぞれの基準の内容を具体的に明確にしておく必要があります。報奨の対象となる要素の決定基準の他に①個人に対する報奨金の数年間にわたる分割支給の基準や支給方法②部門やグループが受賞対象の報奨金の支給基準や支給方法③社内における報奨の発表方法等も明確に決定し、選考基準表(評価表、評価用シート)を作成しておきます。3.納得性があり、わかりやすいこと。報奨の決定基準については、必要に応じて社員を対象にアンケートを実施し、確認するとよいでしょう。4.社内に公開すること。文書や資料、社内ニュース、電子メールなどによって、全社員に公開すべきです。5.固定化せずに必要に応じて見直す。見直すに当たっては、報奨審査委員会で検討することが望ましいわけですが、その場合にも、社員や経営トップ、役員などの意見や要望を反映することが大切です。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団