回答内容
論理的思考の定石の1つで全体の構成要素を明らかにしたいときに使います。ミッシーとは「モレやダブリがない状態」にすることです。モレがあるとせっかくのチャンスを逃します。ダブリがあると、ダブったところでムダや混乱が生じます。モレやダブリはないことが望ましいのです。具体的な形としては、“帯グラフ”を想像していただくと分かりやすいと思います。部分に着手する前に、まず全体の構成要素を知ることが大切です。限られた時間を有効に使うためには、チャンスを逃さないことが必要だからです。また、同じことを二人以上の人がダブって担当しても、混乱やムダが生じます。ミッシーは一見やるべき施策が増えすぎて、すべてが中途半端になるのではという心配をする人がいますが、全体の構成要素を明らかにするためのものですから、この後、優先順位をつける必要があります。いろいろの選択肢の中から投資対効果が高いものを選択していけばいいのです。全体の構成要素を把握したうえで個別の施策を行えば、施策の目的もより明確になるのです。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団