回答内容
ロジックは「論理」、ツリーは「木」という意味ですから、「木の幹と枝」を意味します。ロジックツリーはミッシーを意識しながら、ロジックでツリー状に関連付けて、相互の因果関係や大小関係を明らかにして階層化していく手法です。形としては“系統図”や、“組織図を横にしたもの”を想像していただくと分かりやすいでしょう。ロジックツリーは、「解決すべき課題(主要課題)」を体系的に整理するのに役立ちます。網羅性の確保、相互関係や大小関係の明確化、全体像の把握ができる点に優れています。作成上のコツは左側に解決すべき課題を持っていきます。これを目的として、手段を3つ前後に分解します。「SoHow?(だからどうする)」で具体的な解決策まで分解できるように3から5段階くらいまで分解します。慣れないうちは数名で、思いつく施策をポストイットなどに、どんどん書き出すといいでしょう。そして白板や模造紙を利用して、ポストイットの位置を張り替えるとか、不足した施策を追加するなどで、ロジックツリーを完成させていきます。ロジックツリーが完成したら、自分たちが現在着手している施策が何処に位置付けられているのかを確認してみましょう。かなり偏った部分に集中していることがよくあります。ミッシーと同じで、これらはまず、全体の構成要素を明らかにするためのものです。この後、いろいろの選択肢の中から投資対効果が高いものを選択して、優先順位をつけましょう。全体の構成要素を把握したうえで個別の施策を行えば、施策の目的もより明確になるのです。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団