回答内容

みんなで参加し、山積みした問題点を整理するにはブレインストーミングが有効です。アメリカのアレックス＝オズボーン氏が考案したもので、「頭脳」に「嵐を起こす」という名のとおり、自由に発想し思いつくものを洗いざらい出す手法です。ブレインストーミングには自由発想を促進するために５つのルールがあります。①既成概念や常識を捨てる②何でもいいからたくさん出す③３セズ（批判セズ、議論セズ、くどくど説明セズ）④人のアイデアは積極的に盗む⑤アイデアは箇条書きにして記録する、です。これらを守って、問題点をみんなでブレインストーミングして、みんなの問題意識を洗いざらい出すことで、前向きな対策をみんなで提案しあうことができます。不平不満を出し合えばすっきりして前向きな気持ちで解決策を話し合えるものです。宿泊合宿などと組み合わせれば、心身ともに一体感が得られます。みんなが問題意識を共有化し、何とかしようという気持ちが一丸となれば、解決策は自然と見つかるものです。問題は洗いざらい出すことが肝要です。人が出した問題点で、潜在的な問題点が分かったり、解決のヒントが閃く場合があります。うまく活用するには、次のことに注意しましょう。人のアイデアは積極的に盗んで、自分のアイデアを加え、新しいアイデアを生むことがブレインストーミングの醍醐味です。これらの手法は無礼講で行うことが鉄則です。言いたいことを素直に表現することで問題の本質が見えてきます。また、既成概念に縛られて遠慮していたのでは、現状打破はできません。会議が終わった後で、根に持つこともやめましょう。また、一項目に１つのメッセージが原則です。たくさんある場合は、１つずつ分けて書いてください。ブレインストーミングは慣れれば一人でもできます。一人ブレインストーミングができるようになれば、あなたはアイデア発想のプロといえるでしょう。問題点やアイデアを洗いざらい出した後は、グルーピングや優先順位付けを行います。重要なところが絞り込めれば、その後、効果的な改善案等を話し合うことができるでしょう。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団