回答内容
値引きには一切応じないというのも方法ですが、販売取引条件によっては値引きをした方がメリットがある場合もあります。その時の条件がいくつかありますので、交渉の際に役立てて下さい。「損して得取れ」という言葉もあるように、上手に値引きをすれば、今後御社にとっても好都合なことがあるはずです。但し、貴社が取り扱っている商品がブランドとして認知されている場合、低価格で市場に流通してしまうとブランド力の低下など様々な弊害が起こります。バーゲン対象からはずしてもらう、返品は受け付けない、顧客を紹介してもらう、口をきいてもらう等も条件のうちです。何も得ることなしに値引きをするのでは御社の売上・利益減になります。金額を引くからには何らかの条件をつけることを頭に入れておくことが必要です。長期に信頼関係で取引をするのですから、両者にとってメリットがある方法を探る必要があるでしょう。(1)数量割引・・・たくさん購入することを前提に値引きを行います。(2)現金割引・・・業者間の支払いが掛けや手形などで行われる場合、リスクを避ける方法です。特に業者間では、現金で決済を行う場合は割引を行う慣習があるようです。(3)季節割引・・・販売する季節を条件に基準価格を下げることです。貴社の製品は衣服が中心のようですので、季節商品であれば、在庫を季節でない時に販売する時にはメリットがあるでしょう。(4)販売促進割引・・・買い手が売り手に変わって各種の販売促進活動を遂行する場合です。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団