デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > 作業の進度管理、生産統制において、遅れている場合の差異原因と遅延対策は?

作業の進度管理、生産統制において、遅れている場合の差異原因と遅延対策は?

質問内容

生産計画に基づき生産状況の進度管理を行っているが、進度状況の把握をした後、計画に対して遅れている場合、遅れの原因にもいろいろな側面があって、対策に苦慮している。着眼点や有効な対処方法があれば教えて欲しい。

回答内容

計画に対して遅れている場合、差異原因追及と遅れ防止・回復の対策が生産統制として重要である。まず、遅れの原因を追及し明確化することが必要である。原因としては、次のようなものが考えられる。①生産能力不足。追加、飛込受注による負荷の増大や作業者の欠員による生産能力の低下。②稼働率低下と作業能率低下。生産能力があるにもかかわらず、図面の遅れ、材料待ち、指示待ち、不良発生、機械故障、工程間での運搬や物探し、打合せ、段取替え等の不稼働要因が必要以上に発生し、作業者のモラール低下等によって稼働率や作業能率が低下する。③材料・部品の欠品。資材の発注ミス、入荷遅れ、支給材料・部品の遅れ等がある。次いで、遅れ防止対策・遅れ回復対策が必要である。原因に対して早く対策を立てて実施する。対策としては、次のようなものが考えられる。①生産能力不足の場合の対策としては、残業、休日出勤等の稼働時間延長による生産能力増強対策をとる。余力のある職場から応援を出したり、一時的なパート、アルバイトの採用を実施したり、外注依頼の増加を手配するなどの対策を実施する。各職場の余力管理が必要であり、応援体制を確立するためには多能工の計画的な育成が必要である。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県産業振興財団

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

作業の進度管理、生産統制において、遅れている場合の差異原因と遅延対策は?

(サギョウノシンドカンリ セイサントウセイニオイテ オクレテイルバアイノサイゲンイントチエンタイサクワ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県産業振興財団

(オカヤマケンサンギョウシンコウザイダン)

情報源(回答)
情報源(回答)

(社)中小企業診断協会 岡山県支部・野田 和夫(株式会社テクノソフト) Email: kazuo_noda@techno-soft.co.jp TEL086-422-9315 FAX086-426-0282 http://www.techno-soft.co.jp/

NDC分類
NDC分類

509.65

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2008030721283865895