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新商品開発の失敗から学べるものは何か?

質問内容

新商品開発には失敗がつきものと言われています。当社でも担当者が意気消沈しないよう、一度や二度の失敗は当たり前だと割り切り、再トライを試みるよう話しています。しかし、中小企業のため資金的な制約がありますので、出来れば失敗を失敗として片付けるのではなく、失敗を教訓に学ぶものはないかと考えています。どのような視点で臨めばよいでしょうか。

回答内容

新商品開発の80%は失敗がつきものといわれています。新商品を成功させている企業や成功が成功を呼んでいる企業でも、実は大きな失敗体験をもっています。企業がこれまで蓄積した経営資源のうち、どれが新事業に使えるのか、新たにどんな経営資源を獲得しなければならないのか、マネジメントはどこを変えなければならないのかは、市場ニーズと商品価値などの評価により失敗経験します。企業の能力、価値の限界をはっきり再認識させられるのです。しかし、そこから再スタートする企業だけが、新商品事業を成功させられるといえます。失敗を冒さないということは、企業がその能力、価値の限界の再認識をしないという危険があります。となると、新たな市場が生まれても発見できない、新商品開発に参入できないで、戦わずして負ける企業になる可能性があります。他社の模倣による小手先の新商品をいくら出しても、抜本的な差異のないものを、市場はすぐに見抜きます。商品開発に成功するためには、企業が経営資源やマネジメントを見直し刷新する必要があり、それは失敗の教訓から学べる効用といえるでしょう。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団

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新商品開発の失敗から学べるものは何か?

(シンショウヒンカイハツノシッパイカラマナベルモノワナニカ)

回答した図書館または団体
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岡山県産業振興財団

(オカヤマケンサンギョウシンコウザイダン)

情報源(回答)
情報源(回答)

(社)中小企業診断協会 岡山県支部・黒江 正行(中小企業診断士) Email: mkuroe@optic.or.jp TEL086-434-7256 FAX086-434-7256 

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675.3

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