回答内容
これからの新製品開発、マーケティング、さらには現場や事務所、そして営業や設計などでは今までにない新しい発想が必要になっています。できるだけ多くの社員が従来の固定概念を払拭して、新しいアイディアを出せるようになれば組織の活力も倍増します。このようなアイディアを出す主な技法について、よく使われている方法は下記の通りです。①ブレーンストーミング:この方法はもっとも一般的な技法で、数人のメンバーでアイディアを出し合う方法です。まず、リーダーと書記を決めて、課題に対して各人が思いつくままに発言し、書記はそれを記録します。この場合のルールは、いかなるアイディアにも批判をしない、議論をしない、などです。②ゴートン法:本当のテーマを隠して行うブレーンストーミングです。司会者は本当のテーマに必要な抽象的な課題を出します。たとえば歯ブラシの改良がテーマなら、「汚れを取るには?」というテーマを出して、メンバーからさまざまなアイディアを出してもらう方法です。③偽物化法:「私はホーキです」というように、メンバーの一人が開発しようとしているものになってみて、他のメンバーが色々な質問をすることによって、その動き、感情などを掘り起こして新製品開発のアイディア発掘に利用するものです。この方法は、材料や仕掛品などになってみて、生産性の向上アイディアなどにも活用できそうです。しかし、アイディアが出せる基本は日ごろの練習がもっとも大切です。日ごろから改善活動などを活性化させておきましょう。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団