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職場の活性化を促進する良い方法はありませんか?

質問内容

人事制度や目標管理などの経営手法を導入して、職場の活性化を図るように手を打っているのですが、今ひとつ組織の活性化向上に繋がっているとは思えないのが実情です。何が阻害要因となっているのでしょうか。

回答内容

組織にはその組織特有の「組織風土」というものが存在しています。つまり、その組織では、どのような価値観で考え、行動することが適切なのかという不文律が存在します。例えば、小さなことでも失敗は許されない風潮があるとか、部門間の協力は最低限しかしない、上司の発言と異なる意見は述べるべきではない、といったその組織特有の価値観が存在しているのが一般的です。この組織風土は、組織が古くなればなるほど硬直化、形式化、してくる傾向があります。組織の活性化を促進するには、次の手順によって硬直化した組織風土にメスを入れ、意図的に「良い組織風土」を形成する行動を計画し、実践するのが効果的だといえます。これを「組織風土の形成」と呼んでいます。以下、この手順を述べます。①アンケートを用いて組織風土の現状を明確化します。②社員の不満、辛いこと、などの仕事を遂行する上での苦労について職場メンバーで出し合い、書き出します③次に、この仕事をしていて良かったこと、顧客に喜んでもらったことなどを出し合い、自分たちの仕事の価値を共有します。④仲間のすばらしさを、「あなたはすごいひとだね、・・・しているから」、「あなたは・・・が出来るからすごいね」などのスな作業遂行ができない。③納期が迫ってから検査作業に入るため、十分な検査ができなくて、設計者や現場担当者は納品後のクレーム対策に時間を取られてしまう。このような状態では、最短納期で設計製作しようとしても実際には無理が出て、うまくいかない。納期管理を改善する場合、これらの原因を除去することが大切です。①まず、設計への質問時間の制限、検査での立会いをなくす、などの設計者の作業中断防止策を実施します。②納期管理は「納品日」管理ではなく、「着手日管理」で行います。つまり、いつまでに作業を終わらせるか、という考え方を止めて、いつその作業に着手すべきか、という管理に変更します。③現場作業者のムダ作業(主作業以外の作業時間)をなくす改善を行います。たとえば運搬作業を削減する工夫、探す作業の削減などです。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団

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(ショクバノカッセイカオソクシンスルヨイホウホウワアリマセンカ)

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(オカヤマケンサンギョウシンコウザイダン)

情報源(回答)
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(社)中小企業診断協会 岡山県支部・蓮室 光雄(中小企業診断士) Email: has-ms@mub.biglobe.ne.jp TEL086-225-3635 FAX086-223-5966 

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336.4

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