回答内容
職場には、すぐにできる改善課題とその原因を論理的に究明しなければ分からない改善課題があります。QCサークル活動で改善される課題は後者に当たるものです。さらに個人で実施できる課題と職場ぐるみでしか実施できない課題にも分けられます。以下は、職場の小グループで取り組む場合の「職場改善活動」の進め方について述べています。①まず、職場の活動グループを4~6人ぐらいの単位に決定します。②グループミーティングを行う場所がない場合には、白板と椅子だけでも準備して、ミーティングができる環境を作ります。③リーダーを決めてもらって、月に1~2回のミーティングスケジュールを決定してもらいます。④活動シートを作成して各グループに配布し、このシートに活動内容を記載してもらうようにします。⑤活動課題は2~5程度みんなで選んでもらって、活動を実践してもらいます。⑥発表会を計画します。これは中間、期末の2回が適切と思います。職場の改善活動は、ぜひ実践したい課題です。マンネリ化していたり、途中止めになったりしている企業を見かけますが、従業員の改善努力による利益のみではなく、この活動によるコミュニケーション力、考える力、創造力、協力する社風づくり、目標の共有化、などのいろいろな重要課題の基礎となる活動です。ぜひ、職場活動を継続して展開してください。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団