デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > 商品開発のための技術シーズ育成方法は?

商品開発のための技術シーズ育成方法は?

質問内容

ヒット商品を開発する秘訣は、市場のニーズにタイムリーに応えることだといわれています。これはよくわかるのですが、当社のような中小企業ではニーズに対応できるだけの技術シーズがないのが実状です。技術シーズの育成法について教えてください。

回答内容

おっしゃるとおり商品開発のタイプとしては、大きく分けてニーズ発掘型とシーズ活用型の2種類を認識しておくと良いでしょう。そして現代的には市場ニーズを重要視して商品開発を行うべきだといわれています。しかし現実には、技術シーズを中心に開発が進められているケースが多いと思います。もちろん技術シーズには、ニーズの調査やその要求を取り入れる機能も含まれていますが、基本的には技術力を中心にした自社のポテンシャルというべきでしょう。したがってどうしても商品開発は技術シーズに依るところが大きく、製造業としてはシーズ育成は常に考えておくべき課題といえるでしょう。技術シーズは外部からの情報によるところも少なくないのですが、やはり企業内での研究開発、商品化、生産活動などのプロセスや経験から生まれることが圧倒的でしょう。つまり技術シーズは、研究しながら、開発しながら、生産しながら育成していることが大半です。つまり、市場のニーズに応えるための日々の活動の中から、必要な技術段階や技術レベルのシーズを目的意識を持って蓄積・記録していく活動こそが、次代を担う技術シーズの育成に他ならないのではないでしょうか。商品を市場に送り出しているメーカは、それぞれ独自の技術シーズを持っていますが、その処理の仕方や蓄積・記録の方法によって、長い間にはずいぶん大きな差になって現れてくることを認識すべきだと思います。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県産業振興財団

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

商品開発のための技術シーズ育成方法は?

(ショウヒンカイハツノタメノギジュツシーズイクセイホウホウワ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県産業振興財団

(オカヤマケンサンギョウシンコウザイダン)

情報源(回答)
情報源(回答)

(社)中小企業診断協会 岡山県支部・今井 岸夫(中小企業診断士) Email: imai@optic.or.jp TEL086-292-3078 FAX086-292-3027 

NDC分類
NDC分類

507.6

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2008030721301066026