デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > セル生産方式とはどのような方法なのでしょうか?

セル生産方式とはどのような方法なのでしょうか?

質問内容

製造業を営んでいますが、セル生産方式を導入すれば、コスト低減ができると聞きました。セル生産方式とはどのような方法なのでしょうか。どのように導入すれば良いのでしょうか。

回答内容

分業の利点は主に2つあると思います。ひとつは、作業者がひとつの仕事に専念するために、作業に熟練しやすくなることです。もうひとつが、専用の道具を使うことによって、作業の効率を上げることです。少品種多量生産の時は、この分業のメリットを生かしてライン生産が一般的でした。しかし、多品種少量生産の時代になり、さらに製品のライフサイクルの短縮が追い打ちをかけています。ライン生産はライン構成を決める、生産機種変更に時間がとられます。また、ラインバランスが取り難い欠点を持っています。作業には、習熟効果があります。それが作業者の技能によっても、作業それ自体によっても異なります。日々変化するラインバランスを調整することは不可能です。セル生産方式の原型は、パソコンの組立から始まったように思います。部品点数100点ぐらいで、部品が標準化されていたため、セル生産方式は導入しやすかったものと思います。誤部品を組付けないため、部品のバーコードを読ませて確認しています。現在、1000点の部品を持つ製品の組立もできるようになりましたが、パソコンでの部品チェックは欠かせません。組立の熟練者でないとなかなかセル生産方式はできないといいます。まず、ラインの人数を減らして、1人の作業の量を増やす訓練をします。その後、1人で組み立てるようにします。1人で組み立てたら、別の人が検査をします。

回答館・回答団体

岡山県産業振興財団

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県産業振興財団

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

セル生産方式とはどのような方法なのでしょうか?

(セルセイサンホウシキトワドノヨウナホウホウナノデショウカ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県産業振興財団

(オカヤマケンサンギョウシンコウザイダン)

情報源(回答)
情報源(回答)

(社)中小企業診断協会 岡山県支部・藤原 敬明(中小企業診断士) Email: noriaki@po.harenet.ne.jp TEL086-225-3635 FAX086-223-5966 http://www1.harenet.ne.jp/~noriaki/link71-3.html

NDC分類
NDC分類

509.6

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2008030721303166055