回答内容
防災上、安全上の対策については、次のようなことがあります。1.防災上の対策としては①設備などで事故の発生を抑制する方法、例えば、ガス事故などでは、ガス漏れ検出器の設置を行うなどです。②社員の安全意識の高揚などで事故の発生を防ぐ方法。これについては普段からの安全教育などで異常状態を事前にキャッチしようとするものです。最近の例ではタイヤ工場でのゴム粉塵の堆積に気がつかず火災事故が発生したものや、自動車会社の塗装ブースで残留シンナーに気がつかず溶接作業を行い火災が発生した事故などがあります。なおこのような潜在危険に対する訓練として「危険予知訓練」と言うものがあります。常日頃から作業者の身の回りに危険が存在することを理解させることも必要です。③設備などで事故の程度を軽減させること。事故の発生があっても、装置により事故の程度を低減させることも出来ます。典型的な例が火災に対する消火設備の備えですが、これについても必要なときに十分機能するようにするとともに、操作上の訓練も行いましょう。
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団