回答内容
ISO9001:2000規格の8.2.2内部監査の要求事項であるが、0.2プロセスアプローチとISO9000:2000規格0.2品質マネジメントの原則の8つの品質マネジメントシステムの原則がこのシリーズの基礎となっています。そこで規格要求事項に適合しているかというより、パフォーマンス及び品質マネジメントシステムの継続的改善が基本ですので、内部監査も各業務の相互に関係する一連のプロセス単位にとらえるプロセスアプローチの考え方で進めることを推奨しています。David Hoyle & John Thompson 著 奥城昭一郎・今井義男 訳『ISO9000:2000 監査へのプロセスアプローチ』日本規格協会(2001年)で紹介されています。第1章序文の最後のところに,次のような文章がありましたので、載せておきます。「監査員はもはや、次のような表現でその質問を始めることはないだろう。 “~に対する手順をもっていますか? それを見せてください” それはおそらく、次のような質問になるであろう。 “~プロセスの前回のレビューで、結果に関するどのような改善を得ましたか? それを見せてください” 我々は、この新しい技法を監査へのプロセスアプローチと呼ぶ。 それが単純だが、有力である!」と。(ISO9001審査員補/ISO14001審査員補)
回答館・回答団体
岡山県産業振興財団