回答内容
庄屋の生活を記述した資料のうち、日記類に役人や藩の重臣へのもてなしの献立が書かれたものがあった。成松佐恵子著『庄屋日記にみる江戸の世相と暮らし』ミネルヴァ書房,2000,p.145-150.では美濃国西条村西松家が、文化3(1806)年に宗門改め役人を接待した献立がある。秀村選三校註・解題代表『筑前国宗像郡吉田家家事日記帳』文献出版,2002,では当家に宿泊した武士への接待が記されている。また、矢掛町史編纂委員会編纂『矢掛町史 本編』矢掛町,1982,p.821-829.には,矢掛宿本陣でのもてなしが記されている。いずれも接待の手順についての解説もある。矢掛宿本陣での休泊の実際についての詳細は,原田伴彦ほか編『日本都市生活史料集成 8 宿場町篇』学研,1982,に「宿方御休泊留」p.494-578.の全文が収録されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館