回答内容
『岡山県大百科事典下巻』p.624-625の[地理]の項目に「全長12.9km,幅200m~300m」とある。着工年と完成年については,[歴史]の項目に「1654年(承応3)の旭川洪水の経験から,熊沢蕃山が荒手越の方法を考案して津田永忠(ながただ)に伝授。永忠の進言により1669年(寛文9)から翌年にかけ,岡山藩普請奉行藤岡内助,石川善右衛門らによって御野郡竹田村(現岡山市竹田),中島村(現岡山市中島)の間に荒手堤が築かれた。1682年(天和2)永忠が郡代となり,上道郡沖新田開発を計画するにおよび,排水の処理問題とも関連して1686年(貞享3)から翌年にかけて百間川を築造。1692年(元禄5)沖新田の開発に伴い百間川を児島湾まで貫流させ,その河口に大水尾(おおみお)(遊水池)を設け唐樋(からひ)を築き,排水を促し潮水の逆流を防いだ。」とある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館