回答内容
資料1の「恙虫[B]臨床と疫学」に「わが国の恙虫病は以前は東北3県のアカツツガムシによる古典型恙虫病を指していたが,(中略)しだいに減少し,今やタテツツガムシやフトゲツツガムシの媒介による新型恙虫病がほとんどである」とあり,「図599.古典型ならびに新型恙虫病の発生状況」が掲載されている。また,昭和50年代以降に症例が増加したこと,その理由が医薬品の世代交代であることが記述されている。資料2にも,「1970年代になって新たなβラクタム系の抗生物質が多用されるようになると,ツツガムシ病が再び盛り返してきました」とある。資料3の「奈良県下ではじめて確認されたつつが虫病の1例」(喜多公雄ほか著)の「はじめに」に,「近年,つつが虫病は患者数の急増と発生地域の拡大がみられ,再び注目を集めている」とあり,症例について記述されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館