回答内容
資料1に「元来ヨーロッパには日本のような入浴の習慣はなく,体を拭くだけだった。」,「たまに寝室で大きなほうろうの容器にお湯を入れ,腰湯を使う程度」,「バスタブと専用の浴室が登場するのは十九世紀末から二十世紀初めのこと」とあり,イギリスの城館であるカースル・ドロゴ,ロングリート・ハウスの浴室のカラー写真が掲載されている。資料2の「第10章 王室ナンキンムシ」に,「シャンゼリゼ宮殿にあるラ・パイヴァの浴室」,「ピッティ宮殿の浴室」など浴室や浴槽の図が掲載され,関連する記述がある。資料3に「18世紀のフランスには,サボティエールと呼ばれた,木靴の形をした浴槽も流行した。」とあり,関連する版画も掲載されている。資料4のp.141に「浴室の殺人,ア・ラ・フランセーズ」の絵が掲載され,その中にサボ(斜めになった浴槽)が描かれている。また,p.144に「マリ=アントワネットはほぼ毎朝,いつも寝室に浴槽を運ばせて風呂に入った」とあり,関連する記述がある。 資料5に,ヴェルサイユ宮殿の「湯殿の間」に関する記述がある。資料6の「Ⅰ 17世紀,水に対する警戒心」,「Ⅱ 18世紀,水は見直される」,「Ⅲ 個人の入浴と集団の入浴」にも,入浴や浴槽に関する記述がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館