回答内容
退職金の実態については、『平成20年就労条件総合調査結果の概況』によれば、平成19年1年間における勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者の退職給付額を学歴別にみると、「大学卒(管理・事務・技術職)」2,026万円、月収換算39.8月分、「高校卒(管理・事務・技術職)」1,606万円、月収換算38.3月分、「高校卒(現業職)」1,123万円、月収換算36.0月分、「中学卒(現業職)」1,052万円、月収換算34.7月分となっている。『退職金・年金事情 2009年版 全国主要企業の実態調査資料』、『退職金・年金・高齢者賃金現状分析 2008年 2008年版退職金・企業年金ハンドブック』、『賃金事情等総合調査 平成19年 退職金、年金及び定年制事情調査』にも個別の調査報告が掲載されている。退職金に関する判例については、『退職金制度の裁判事例と変更手続き』で、退職金の請求権をめぐる問題、退職金の改定問題、退職事由による減額問題などの判例が紹介されている。また、『労働判例解説集 第2巻 労働時間、年次有給休暇 賃金・退職金 雇用契約の終了 解雇、退職、有期契約の期間』には、選択定年制における割増退職金の請求と使用者の不承諾の適法性、早期退職優遇制度適用についての使用者の承諾義務などの判例が紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館