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足が三本ある鳥居について
質問内容
回答内容
『神道史大辞典』“鳥居”の項ではいくつかある鳥居の形式のうち、明神鳥居の特殊な例として、「三本の柱が三角形の頂点に立ち、三つの明神鳥居を結合した形の三柱鳥居(京都太秦、木島神社)などがある。」という記述がある。
参考文献とされている資料①『鳥居の研究』を確認すると、「京都太秦木ノ島神明の神泉内に、三柱鳥居といふ風変わりな鳥居がある。前記島木鳥居の木鼻を斜めに変へて更に額束を加へ、これを三面形の櫓組みにしたもので、謂わば正三角形の平面に於いてその角々に柱を立て、三方に鳥居の正面を見せた形式なのである。」という説明とともに写真の掲載もある。また、千葉県稲毛の海岸に海神海竜王を祀った三柱鳥居があるとの記述もある。
資料②『鳥居』には明神系鳥居のひとつで「三柱(みはしら)鳥居 上から見ると三角形の頂点の位置に柱が三本立っている鳥居。」という記述とともに木島神社の写真と鳥居の図がある。他に、東京都墨田区の三囲神社、長崎県対馬の和多都美神社の三柱鳥居が写真とともに由来などの記載もある。
全国に何か所あるか一覧できる資料はみつけられなかった。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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