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昭和天皇が金山で詠んだ御製歌について
質問内容
回答内容
①『岡山大百科事典 下』の「天皇陛下と岡山」の項目に、1967年(昭和42)4月9日に県下で開かれた第18回植樹祭が行われ、岡山市郊外の金山で県木・アカマツの苗をお手植えされたことについての記載がある。後日昭和天皇がお手植えの感想として「春ふかみ雨ふりやまぬ金山のみねに赤松の苗うゑにけり」と詠まれ、「金山のお手植え地の歌碑に刻まれている」と記述されている。
②『岡山県政史 昭和第3編 昭和40年~昭和60年』には、第18回植樹祭について記載がある。p.826に御製歌の全文(→同上、ただし「うえにけり」と表記)の掲載があり、「昭和42年5月16日、宮内庁から加藤知事に伝達されたもの」と記載されている。また、p.870には年表があり、昭和42年11月1日の欄には「第18回植樹祭記念の天皇陛下の歌碑を金山に建立した」と記載されている。
③「山陽新聞」(1967年11月1日朝刊)には、昭和天皇の御製の全文と、歌碑が金山の山頂に建てられたときの除幕式の様子を伝える記事が掲載されている。(→写真あり)
④『新ルート岡山の山百選』で金山について紹介されている。それによると、「電波塔が林立する山頂に休暇村の跡がある。これは一九七二年昭和天皇をお迎えして行われた植樹祭の名残である。」と記載され、①~③の植樹祭の年と違う表示になっている。歌碑のある場所については「電波塔下の広場にお手植えの赤松(岡山の県木)が大きく育ち、御製の歌碑もある」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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