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ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』の挿し絵について
質問内容
ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』で、物語の導入部分に挿し絵がある本を探しています。
薄暗いランプだけが灯る部屋で、蛾の標本もうっすらしか見えない・・・という感じの挿し絵が欲しいです。
あるでしょうか?
回答内容
『少年の日の思い出』が掲載されている次の資料に挿絵があるか確認しました。
・高橋健二訳『ヘッセⅡ』(新潮世界文学37)新潮社,1968
挿絵の掲載はありませんでした。
・高橋健二訳『世界少年少女文学全集 ドイツ編 16』創元社,1953
最終版に標本を持っていったことをエーミールに告白し、壊れた標本を挟んで二人が向かい合っている図 の掲載がありました。
次いで、『少年の日の思い出』が掲載されている国語中学1年の検定教科書を確認しました。
なお、当館では、2005年検定および2011年検定の教科書を所蔵しています。
( )内はいずれも検定年です。
学校図書(2005,2011)
光村図書(2005,2011)
東京書籍(2005,2011)
教育出版(2005,2011)
三省堂(2011,資料編に掲載)
このうち、「薄暗いランプだけが灯る部屋」の挿絵があるものは、
東京書籍(2011)に掲載がありました。
物語の始めで、蛾の標本を挟んで二人の少年が立っている図です。
絵は、村松葉子 です。
この他、三省堂(2011,資料編)には、次の3点の挿絵が別々に掲載されています。
・ランプ
・図鑑と手
・標本と壊れたクジャクヤママユ
絵は、こころ美保子 です。
この他の教科書には、条件に合う挿絵はありませんでした。
なお、これ以外の当館所蔵の教科書では、『少年の日の思い出』が掲載されたものを確認できませんでした。
これより過去の検定教科書については、未確認。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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