デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > 「トレビス」の料理

「トレビス」の料理

質問内容

「トレビス」とはどんな野菜で、どのように食べるのか料理のレシピが知りたい。

回答内容

「トレビス」とはどのようなものかを調べると、『調理用語事典』に「トレビス」の項目あり。「チコリーの一種でイタリア原産。軟白させた芽を食用とするチコリーと違い,成長して紫色に色づいた葉を食べる。(中略)サラダに用いられる。仏名はトレビーズ。」とあった。
また、『日本食品大事典』には、別名はトレビッツ、赤芽チコリー、レッドチコリーで、「レッドチコリーとも呼ばれ,イタリアの野菜である.日本名のトレビスはRadicchio di Trevisoと呼ばれる品種名に由来する.(中略)チコリーと同種であるが,チコリーが萌芽を食用とするのに対し、トレビスは結球した葉を食用とする。葉色は赤色である。」とある。
『花図鑑野菜+果物』には、「形状から結球タイプ、半結球タイプ、不結球タイプに大別されるが、現在日本で利用されるのは、キャベツのように丸くなる結球タイプのみ。(中略)外見は紫キャベツに似るが、まったくの別科。」とある。
『ラルース西洋料理基本百科1500』に「treviseトレヴィーズ」の説明あり。「イタリア原産の赤い葉と白い葉肋を持つ結球レタスの一種.具体的にはトレヴィゾ産チコリまたはヴェローナ産チコリを指す。冬が旬のサラダ用野菜であり,はりはりとした歯触りとぴりっとした風味が特徴である.一般には他のサラダ用野菜とまぜて用いられるが,煮ることもできる.」とある。
以上の結果から、料理の本で「トレビス」「トレヴィーズ」「レッドチコリー」等を使った料理を探したところ、以下のようなものが載っていた。

『気になる新顔野菜の食べ方便利帳』
 「トレビス入りコールスローサラダ」「トレビスのクリームソースパスタ」
 説明の記述に「別名レッドレタスと呼ばれる」とあった。下ごしらえの基本も載っている。
『おいしさと栄養をひきだす野菜料理事典』
 「ライスサラダのトレビス包み」
 選び方、保存のコツも書かれている。
『ラルース西洋料理基本百科1500』
 「がちょうの燻製のサラダ」「トレヴィーズとベーコンのサラダ」「トレヴィーズのグリエ」
『イタリア料理教本』
 チコリの種類についての説明があり、赤チコリのことを「ラディッキオ」といい、球形のものは「ラディッキオ・ロッソ・ディ・キオッジャ」である。下処理の方法などあり。
 「ラディッキオ(赤チコリ)のグリル」
『プロのためのわかりやすいイタリア料理』
 「白身魚のカルパッチョ」(カルパッチョに添えるサラダとして)
 「鴨の燻製サラダ」「野菜のグリエ、サルサ・ヴェルデ添え」
『西洋野菜料理百貨』
 「チコリのクリーム煮」「ポーランド風チコリ」「チコリのハムとチーズ入りグラタン」「赤いトレビソチコリの詰め物」

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

「トレビス」の料理

(トレビスノリョウリ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

全国調理師養成施設協会編『調理用語事典』全国調理師養成施設協会,1998,1468p. 参照はp851.
杉田浩一編『日本食品大事典』医歯薬出版,2013,861p. 参照はp161.
芦澤正和監修『花図鑑野菜+果物』草土出版,2008,359p. 参照はp64.
『ラルース西洋料理基本百科1500』同朋舎出版,1995,814p. 参照はp494,p736.
岩崎啓子『気になる新顔野菜の食べ方便利帳』青春出版社,2005,191p. 参照はp30-31.
フルタニマサエ『おいしさと栄養をひきだす野菜料理事典』成美堂出版,2004,159p. 参照はp124-125.
吉川敏明『イタリア料理教本』柴田書店,2011,575p. 参照はp311-312,p362.
永作達宗『プロのためのわかりやすいイタリア料理』柴田書店,2006,432p. 参照はp48-49, p72-73,p328-329.
ジェイン・グリグソン『西洋野菜料理百科』河出書房新社,1995,532p. 参照はp186-191.

NDC分類
NDC分類

596:食品.料理

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2013122717024766281