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黒色火薬の製造
質問内容
回答内容
加賀藩の火薬製造については、
『日本銃砲の歴史と技術』の中に、作硝に関する牧畜型培養法について種々記載されており、その中に「事実、幕末になって松代藩や薩摩藩では作硝が試みられたが(板垣英治「加賀藩の火薬1塩硝及び硫黄の生産」『日本海域研究』33号、122頁)、その牧畜型培養法は種子島から受け継いだのではなく、あらためて蘭書から学び直されているのである。」と加賀藩の火薬製造についての資料が紹介されている。
この『日本海域研究』は当館に所蔵はないが、インターネット上の『金沢大学学術情報レポジトリ』に収容されており、全文を閲覧することができる。この資料の中には、「加賀藩の軍事力を高めた火薬について、第一編でその原料である硝石・硫黄と炭について記し、さらに第二編では二ヶ所の火薬製造所および三ヶ所の弾薬所について記す。」とあり、加賀藩の火薬製造について詳細に考察されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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