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笑い方「げたげた」と「げらげら」の比較
質問内容
回答内容
『暮らしのことば擬音・擬態語辞典』には、「げたげた」「げらげら」それぞれの項目と両者の比較についての記述があった。
「げたげた」は「無神経な感じで笑うやや奇妙で低い声。「けたけた」よりも下品で卑しい感じが伴う。(以下略)」、「げらげら」は「遠慮することなく楽しそうに大声で笑う声。(以下略)」とあり、「げらげら」の項目中「類義語「げたげた」」として、「「げらげら」が、一般的な大笑いの声であるのに対して、「げたげた」は、卑しい感じを伴っただらしない笑い声を表す。「ら」と「た」が異なるだけであるが、「げたげた」には負の印象が伴う。「げらげら」「げたげた」に対して、より澄んだ高い声を表す語に「けらけら」「けたけた」があるが、この場合にも後者には負の印象が伴う。」とある。
『日本語オノマトペ辞典』では、「からから」「けらけら」「ころころ」「げたげた」の使い分けの記述はあったが、「げらげら」は含まれていなかった。個別の項目では、「げたげた」は「下品な高笑いをしたり、ばか笑いをする際の大きなにごった声。またそのさま。(以下略)」、「げらげら」は「大声で笑う声。遠慮なしにばかにした笑い声。また、そのさま。(以下略)」と書かれている
『広辞苑』『日本国語大辞典』等についても個別の項目はあり、「げたげた」については「下品」といった内容が共通してみられるようであったが、両者を比較する記述は見られなかった。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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