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シシトウが赤くなるのはなぜか
質問内容
回答内容
①『ポプラディア』でシシトウの項を引く。「シシトウはナス科の野菜トウガラシの一品種群。」とあり、「トウガラシのうち、甘みのある種をピーマンといい、ピーマンの品種のなかで「しし」や「伏見甘」をシシトウとよぶ。」と書いている。
②『ポプラディア』でトウガラシの項を引く。「タカノツメ(鷹の爪)やタバスコ、ヤツブサ(八房)などの辛み種と、ピーマンやシシトウなど野菜とする甘み種がある。」とあり、シシトウはトウガラシの甘み種であることがわかる。
③『園芸図鑑』のピーマンの項を引く。「辛みのないトウガラシであるシシトウ」とあり、「とらないでほうっておくと、赤くなってくる」とある。
④『ふしぎが楽しい 野菜観察便利帳』のピーマンの項を引くと、「ピーマンは緑色」で、それは「若い果実を収穫しているから」とある。カラーピーマンは「ピーマンを完熟させたもの」とも書いてある。
なぜ赤くなるかについて
⑤『見てびっくり野菜の植物学』の8-9pのトマトの項で、「トマトが色づくのは、鳥などに食べてもらって、あちこちにフンといっしょに種子をまいてもらうため。赤い色は「食べられるよ」という信号だ。」とある。
そして、12-13pのトウガラシの項では「唐辛子の実が赤くなるのは、やはり種子まきをしてもらうため。」「鳥は唐辛子の辛さが気にならず、種子まきをしてくれるようです。」との記述がある。
⑥『ピーマンの絵本』には、9p〈カラフルなほど栄養満点〉の項に「カロテンの量もピーマンが緑から赤くなると急上昇する」とある。また、22pの〈色の変化を観察しよう〉の項に「赤、黄、オレンジなどは、緑色のクロロフィル(葉緑素)が分解されて、リコピンやカロチノイドなどの色素が果肉全体にあらわれて色をつける」との記述がある。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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