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貴族の収入について
質問内容
回答内容
貴族の収入は、(1)与えられた土地から収穫されるものすべて、(2)農民からの税、(3)絹・綿・布・鍬など、(4)自由に使える使用人、などがある。それぞれについて、位や官職に応じて国から与えられた。平安時代になると、それらに加え、私有地である荘園からの収入もあった。現在の金額に換算すると、最も位の低い貴族で1500万円程度、最も位の高い貴族で4億円程度であった。
①『絵と写真で学ぶ日本の歴史』2巻には、位と官職による収入の一覧がある。また、奈良時代の貴族である長屋王の収入が具体的に記されている。それを現代の金額にすると1億2500万円ほどになるとしている。
②『図解楽しく調べる日本の歴史』2巻には、奈良時代の貴族と役人の収入が書かれている。1文で市場で米が約2kg買えたとして、最上級貴族は52000文、下級役人は300文であったと書かれている。
③『調べ学習日本の歴史』12巻には役人の1年の収入と現在の金額との比較表が載っている。
④『人物なぞとき日本の歴史』2巻では、平安時代の貴族藤原道長の年収について記述がある。国からの収入がおよそ4~5億円、それに加え荘園からの収入も莫大であったとしている。
⑤『藤原道長』には、平安貴族の収入が書かれており、一番高い位の収入は約4~5億円としている。道長の収入についても記述されている。
⑥『教科書に出てくる歴史人物・文化遺産』3巻では、藤原道長の年齢ごとの年収が、現在の金額に換算して記述されている。15歳の時は2801万円、52歳の時は3億7455万円としている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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