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全国に桃太郎の話があると聞いたがどのような話なのか
質問内容
回答内容
『日本昔話事典』の「ももたろう 桃太郎」の項目をみると、「桃太郎は明治時代になっては、国定教科書にも採用されて画一化されたが、地方には異なった型の「桃太郎」も伝承されている。東北・北陸地方では桃が箱に入って流れてくるところがある。また、桃は登場せず、川で拾った箱を開けると小さい子どもがいると説く例もある(新潟)。また、話の展開の部分には変形が多く、「猿蟹合戦」「雁取り爺」「物くさ太郎」「隣の寝太郎」を思わせる話を含む例もある。石川県には「絵姿女房」や「力太郎」と結びついた桃太郎異譚もある。」と書かれている。そして、参考文献として4冊が紹介されておりそのうちの2冊、『定本柳田国男全集 八巻』、 『石田英一郎全集6』で桃太郎の話を探した。しかし、解説が述べられているが、実際の桃太郎の話は収録されていない。そこで「桃太郎」に関係した他の本を探し、以下の2冊において桃太郎の話が紹介されているのを確認した。
『野村純一著作集 第3巻 桃太郎と鬼』の中には、福島県・能登半島・南加賀・新潟県・西讃岐・徳島県・岡山県新見市神郷町・山陰地方の桃太郎話や異譚が紹介されている。
『桃太郎・舌きり雀・花さか爺』には青森県に伝わる桃太郎の話が紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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