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ササラ電車について
質問内容
回答内容
『路面電車の謎と不思議』、『札幌・市電の走る街』によると、ササラ電車とは、札幌市と函館市で冬期の降雪季に運行される除雪車のことである。車体前面に取り付けられた竹製のブルームが回転して、軌道上の雪を跳ね飛ばすしくみになっている。どちらの資料にも、写真と文章で「ササラ電車」に関する詳細な紹介がある。
また、『路面電車の謎と不思議』によると、「ササラ電車」の「ささら」とは、「この竹を合わせた構造は、明治時代の台所用品である、たわしとして使われていた「ささら」に似ていることから別名「ササラ電車」とも呼ばれている」と記載がある。
『札幌・市電の走る街』には、「助川貞利氏が除雪車の開発にあたり、研究の結果回転ブラシで線路を掃くブルーム式が最良と考えた。ブラシの材質について種々テストの結果、当時台所用品として家庭で使用されていた割竹を針金で束ねたササラが最適と判断した。」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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