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両性具有について

質問内容

両性具有の人からのカウンセリング依頼があったが、両性具有についての知識がないため充分な対応ができない。医学的、心理学的など多方面から解説した本はないか。

回答内容

『一人ひとりの性を大切にして生きる』では、男性、女性の体がどのように分化していくかということと、その典型に当てはまらない例であるインタ-セックスや半陰陽についてわかりやすく書かれいる。また、インターセックスへの医学的関わりと医療の社会的責務について考えるための視点がポイントとしてまとめられている。
『性分化障害の子どもたち』には、一定数生まれてくる性別が見分けにくい性器をもつ子どもたちのための治療方法やサポート方法、医療地域格差の現状が紹介されている。
『男でも女でもない性』では男性器と女性器をあわせもって生まれた著者が、新生児の段階で性別を手術で決めてしまう現在の医療を批判し、自らの体験を通じて”性の自己決定権”の確立と「第三の性」の存在を主張している。
同様の図書で、当事者による自伝的解説書として『インビジブル・セックス』がある。
また、『セクシュアルマイノリティ』では、インターセックスについての生物学的解説、医学的問題、社会制度の問題点など、わかりやすくまとめられている。基本的な用語についての解説、セクシュアルマイノリティを扱った本の紹介もある。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

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メタデータ

レファレンス事例
タイトル
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タイトル

両性具有について

(リョウセイグユウニツイテ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

・針間克己『一人ひとりの性を大切にして生きる』 少年写真新聞社,2003.4,97p.
・橋本秀雄『性分化障害の子どもたち』 青弓社,2008.2,211p.
・橋本秀雄『男でも女でもない性』 青弓社,2004.1,210p.
・大野弘美『インビジブル セックス』 三交社,2006.3,212p.
・セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク 編著『セクシュアルマイノリティ』 明石書店,2003.3,224p.

NDC分類
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367:家族問題.男性・女性問題.老人問題

493:内科学

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