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手遊び(手遊び歌)について

質問内容

手遊び・手遊び歌の歴史や、海外の手遊びについて知りたい。

回答内容

特に保育現場における1974年以降の手遊び歌の歴史や変遷については、以下の論文に詳しくまとめられている。
・児嶋輝美(2012)「手遊び歌の種類と成り立ちについて」『徳島文理大学研究紀要』84,pp.65-74
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009477748/
オンラインで閲覧可。文献紹介有。
http://ci.nii.ac.jp/lognavi?name=nels&lang=jp&type=pdf&id=ART0009944862
・児島輝美・山本奈穂(2010)「手遊び歌の変化とその意味」『保育士養成研究』28,pp.1-10
http://ci.nii.ac.jp/naid/40018787742/

手遊び全般の歴史について、手遊びという項目は無いが、『遊びの大事典』では「演じる」、「くり返し同じことをする」遊びとして、手打ち遊び(せっせっせ)が紹介されている(p.397-398)。それによると、「唱える詞からみても近世以前から行われてきたと思われる遊び」であるが、「江戸時代の文献にこの遊びに類したものの記述は見当たらないようであり、いつ頃から行われるようにあったかは定かでない」。
なお、『日本のわらべうた 室内遊戯歌編』では、編者が採集した明治から昭和の手遊びうた(p.33-53)、手合わせうた(p.62-73)の歌詞と楽譜が、伝承地名や歌唱者生年・採集年月日と共に掲載されている。また、『日本伝承童謡集成』第3、4、6巻では、国内の「室町以降、主として徳川期から明治末期」までの手遊び唄(歌詞のみ)が都道府県別に掲載されているが、歴史や時代については触れられていない(お手合わせ、手あそび、握りつつき、指あそび など)。

海外の手遊び歌については、項目は無いが、『欧米・アフリカの野外伝承遊び』に「手たたき」(ハンガリーやジャマイカ)、「せっせっせ」(ジャマイカ)等が掲載されている。
ほか、当館では未所蔵だが、海外の手遊び歌をまとめた資料として『小学生のための歌とあそびの広場 1 世界各国から集めた70の「手遊び」・「リズム遊び」編』が挙げられる。

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手遊び(手遊び歌)について

(テアソビ(テアソビウタ)ニツイテ)

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(オカヤマケンリツトショカン)

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児嶋輝美「手遊び歌の種類と成り立ちについて」『徳島文理大学研究紀要』84,2012,p.65-74.
児島輝美・山本奈穂「手遊び歌の変化とその意味」『保育士養成研究』28,2010,p.1-10.
『遊びの大事典 〔本編〕』 東京書籍,1989,975p. 参照はp.397-398.
尾原昭夫編著『日本のわらべうた 室内遊戯歌編』 文元社,2009.参照はp.33-53、p.62-73、p.195-198.
北原白秋編『日本伝承童謡集成 第3巻 遊戯唄篇 上』 三省堂,2003.
北原白秋編『日本伝承童謡集成 第4巻 遊戯唄篇 中』 三省堂,2003.
北原白秋編『日本伝承童謡集成 第6巻 遊戯唄篇 下』 三省堂,2003.

森田勇造『欧米・アフリカの野外伝承遊び』 青少年交友協会野外文化研究所,2005,231p.

後藤田純生『小学生のための歌とあそびの広場 1 世界各国から集めた70の「手遊び」・「リズム遊び」編』 音楽之友社,1988.(当館未所蔵)

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