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実効雨量と鉄道の運行規制について
質問内容
回答内容
実効雨量とは、『砂防用語集』によると、「降雨量のうち、土砂災害の発生におよぼす前期雨量の影響を考慮した累加雨量」、『なぜ風が吹くと電車は止まるのか』によると、「盛土などの地中に含まれる水量を示した数値」と説明があり、どちらの資料にも、実効雨量の求め方(数式)がそれぞれ紹介されている。
JR東日本に実効雨量が導入されたのは、『なぜ風が吹くと電車は止まるのか』によると、「2008年(平成20年)6月」と記載がある。「実効雨量をJR東日本が導入した背景には、雨がやんだ後に発生した災害による苦い経験があるから」としており、「JR東日本では、沿線の地形や過去の災害の履歴をもとに半減期を変えて3種類の実効雨量を設定し、きめ細かく運用している」と紹介されている。
また、データベース『日経テレコン21』で検索したところ、JR東日本から2008年6月3日に『降雨災害との関連性がよい雨量指標「実効雨量」の導入について』という標題がプレスリリースされている。報道発表された資料には、実効雨量の定義や考え方、実効雨量の導入までの経緯などが詳しく紹介されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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