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レモンが日本に持ち込まれた時期
質問内容
回答内容
『日本果物史年表』に、1875(明治8)年4月に「勧業寮,米国加州在住の総領事高木三郎の手により,アメリカからオレンジ,レモン,ストロベリー,ホップ等の種苗を導入」と記載されている。
『レモン NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月』によると、「日本に伝わったのは開国後の明治です。数多くの舶来品の中にレモンも混じっていました。明治6年、ある外国人が静岡県の熱海に湯治に訪れた際、食膳に供されたレモンのタネを庭にまいたという逸話も残っています。」とある。
『レモンブック』によると、「19世紀後半(明治の初め)に、治療のため温泉町熱海へ来ていた「外国人」によってレモンの種がまかれた」とある。
『たべもの伝来史 縄文から現代まで』の第8章のレモンの項目に、「このオレンジがアメリカから伝来したのは明治八年(一八七五)であった。」と記載されている。また、「岸田吟香の精錡水本店からレモン水を売り出したのは、それから二年後の明治一〇年(一八七七)八月である。」とある。
『近代日本食文化年表』の明治九年(一八七六)のラムネに関する記述の中に、「東京日日新聞の記者であった岸田吟香の経営する銀座三丁目の精錡水本店から発売された黎檬水がさかんに宣伝して評判を呼んでいる。」とある。
『日本食生活史 歴史文化セレクション』第十二章の「牛乳・パン・コーヒー」の項目に、「(前略)レモン水は明治六年ごろからそれぞれ売り出された」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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