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七味唐辛子の中身と来歴について
質問内容
回答内容
『食材健康大事典』によると、七味唐辛子は、「7種類のスパイスをブレンドした日本独自のミックススパイス。ブレンドの方法は地方によってさまざまだが、辛味を強調したスパイス2種と、芳香を強調したスパイス5種で調合されるのが基本。最も一般的な組み合わせは、トウガラシ、サンショウの実、アサの実、陳皮、ゴマ、ケシの実で、これに青ノリか青ジソのいずれかを加える。」と記載されている。また、七味唐辛子の来歴については、「原産地は日本。江戸時代、両国薬研堀の辛子屋徳右衛門が生トウガラシ、焼きトウガラシ、コショウ、サンショウ、陳皮、ケシ、アサの実を混ぜ合わせて売り出したのが始まり。」と記載されている。
『地域食材大百科第13巻』によると、七味唐辛子について、「ポルトガル人との南蛮貿易によって伝来,あるいは朝鮮から加藤清正が持ち帰ったなどの説もあるが,一説に江戸薬研堀で1625(寛永2)年,からしや徳右衛門という者が下痢,痙攣,風邪にきくという南蛮渡来の薬を工夫し食に取り入れようと考案したという話がある。この「やげんぼり」ブランドの中身は乾燥赤唐辛子,焙煎赤唐辛子,サンショウ,陳皮,黒ゴマ,麻の実,けしの実」と記載されている。
『調味料・香辛料の事典』によると、七味トウガラシの項目には、「別称,七色トウガラシともいう.(中略)標準的にはトウガラシ,ゴマ,ケシの実,青のり,アサの実,陳皮(ちんぴ),サンショウの以上7種のスパイスをほぼ等量ずつ混合している.」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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