デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > 日本刀の手入れについて

日本刀の手入れについて

質問内容

日本刀の手入れの仕方について知りたい。道具はどのようなものが必要か。また手入れの方法・手順を、写真つきで解説しているものが見たい。

回答内容

①から⑥の資料すべてに、道具の写真は載っている。しかし、手入れの手順については写真が載っていないものもある。①と②の資料は手順を細かく写真で図示しているが、③は手順の一部を写真で表示しており、④・⑤は文章のみで説明している。そして、⑥は手入れ方法の記述がない。

①の資料では、手入れ用の道具として、目釘抜き、打粉、丁子油、ティッシュペーパー、ネルの布が必要だと書かれている。手入れの手順は刀の鑑賞法と合わせて順序が記されている。そのため、油を拭う作業工程の次に、鑑賞するという手順が入り、その後に、油を塗る作業工程が示されている。作業中の注意事項、手入れの頻度、刀剣を傷めないための刀身の抜き方・収め方の記述がある。

②の資料では、目釘抜き、当木、木槌、丁子油、拭紙、ティッシュペーパー、打粉、ベンヂン、セーム革、プラスチック容器が手入れ用具として紹介されている。手入れでの禁止事項を分かりやすく表示している。また、彫り物がある刀の手入れ方法も載っている。

③の資料では、手入れに必要な道具として、打ち粉、刀剣油、目釘抜、綿ネル、あれば便利な道具として、木槌、当て木が紹介されている。手入れの手順は、箇条書きで簡単に説明されている。

④の資料では、目釘抜、打粉、拭い紙、油、油塗紙、その他のもので、ベンジンが手入れ道具に紹介されている。手入れの手順は③よりも詳しく文章で書かれている。手入れの際の注意事項の記述がある。

⑤の資料については、①から④の資料のような手入れの道具それぞれの説明はないが、手順の中に示しされている。手入れ道具をまとめて写した写真は掲載がある。手入れ方法の説明については、順を追って詳しく書かれている。

⑥の資料では、目釘抜、打粉、拭い紙、油、油塗りが手入れ道具として紹介されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

日本刀の手入れについて

(ニホントウノテイレニツイテ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①『図説・日本刀大全 : 決定版』 学習研究社,2006,143p. 参照はp.116-119.
②河内國平, 眞鍋昌生『刀匠が教える日本刀の魅力』 里文出版,2004,163p. 参照はp.44-65.
③渡邉妙子, 住麻紀『日本刀の教科書』 東京堂出版,2014,314p. 図版16p. 参照はp.264-269.
④杉浦良幸『日本刀・刀装事典』 里文出版,2011,246p. 参照はp.119-123.
⑤小笠原信夫『日本刀の鑑賞基礎知識』 至文堂,1995,252p. 参照はp.154-155.
⑥久保恭子『図解日本の刀剣』 東京美術,2014,143p. 参照はp.92.

NDC分類
NDC分類

756:金工芸

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2016020615263077419