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明治33年の瀬戸税務署設置
質問内容
回答内容
明治33年3月勅令第82号には、「広島税務管理局岡山県ノ部ヲ左ノ如ク改ム岡山(岡山市 御津郡)瀬戸(和気郡 赤磐郡)西大寺(邑久郡 上道郡)」と、各税務署の名前と轄区の改正が書かれている。
資料②『改修赤磐郡誌』によれば、明治29年勅令第337号で和気郡と元磐梨郡は、和気郡本荘村の本荘税務署に、元赤坂郡は御津郡金川の金川税務署の管轄となった。次いで明治33年の勅令82号で税務署管轄区域改正があり、新たに赤磐郡物理村大字瀬戸に瀬戸税務署を置き、和気・赤磐両郡を管轄することになったものである(p1002)。税務署の管轄区域変更に関する説明はないが、資料③『瀬戸町誌』には、明治33年の郡制により磐梨郡、赤磐郡を合併して赤磐郡となり、郡役所を物理村大字瀬戸に移したこと(p435,p460)、山陽鉄道岡山三石間が明治い24年開通し、瀬戸駅がおかれ、一僻村だった瀬戸が赤磐郡中の枢要の地になったことが書かれている(p540-542)。また、資料②には、町苅田署が両郡を管轄していたが、明治35年瀬戸警察署が新築され両郡の事務を行ったこと(p1000)が書かれており、当時の地域の状況が説明されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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