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日本の鉄道の軌間が狭軌である理由
質問内容
回答内容
『新版鉄道小事典 国鉄の車両・列車・線路』によると、「軌間は,軌道の左右のレールの頭部上面から16mm以内の最短距離で測定した値で定められており,国鉄では新幹線以外の値は1,067mm(3'6")で狭軌といわれる.新幹線および外国の大部分の鉄道では,その値が1,435mm(4'8"1/2)で標準軌と言われており,これより広いものを広軌と呼んでいる。」とある。
『日本鉄道史 技術と人間』に、「日本の鉄道の軌間は、一八七〇年四月(明治三年三月)、鉄道建設のために日本政府が雇った外国人技師長E・モレル(Edmund Morel)が、はじめて民部兼大蔵大輔大隈重信と会見したとき、大隈の判断で決められた。」とあり、そのやりとりが記載されている。また、モレルが狭軌を主張した理由が記載されている。
『日本の鉄道 成立と展開』に、ホレーショ・N・レイが建築師長エドマンド・モレルにあてて送った書簡の中の軌間についての記載内容が紹介されている。また、狭軌が適当であるとされた理由についても記載されている。
『日本の鉄道史セミナー』の第一部第4章「4-1創業時の軌間の選定」に、1902年帝国鉄道協会定期総会での大隈重信の講演において、イギリス人技師モレルとレール幅について相談した内容が記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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