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人民戦線事件における岡山県の検挙者
質問内容
回答内容
・『岡山市百年史 上巻』(資料①)によれば、昭和12年の「人民戦線事件」では「日本無産党・社会大衆党関係者及び学者ら、全国で四〇〇余人が検挙され、関係政党・組合すべてが結社禁止となった」として、岡山県内の検挙者6名の氏名が掲載されている。
・『岡山県労働運動史』(資料②)では、「第一次人民戦線事件」(昭和12年12月15日)と「第二次人民戦線事件」(昭和13年2月1日)の検挙者の一部を載せているが、岡山県全体の検挙者数に関する記載がない。
・『文部省思想統制関係資料集成 第7巻』(資料③)に収録された教学局発行「情報」第4号の中に、人民戦線派の「検挙概況」として府県別の検挙者数が確認できる。岡山県においては、昭和12年12月15日に9名の検挙者がいたことがわかる。
・「合同新聞」(資料④)には「全國で三百七十八名 合法左翼派一齊検擧」、「岡山縣で九名検擧」の見出しで9名の氏名と顔写真が掲載されている。
・「合同新聞」(資料⑤)には「人民戦線派第二次弾壓」、「山上と江田を検擧」という見出しで岡山県特高課による江田三郎、山上武雄の検挙の様子が伝えられている。
・『治安維持法検挙者の記録』(資料⑥)は、治安維持法により検挙された「犠牲者(被検挙者)」の氏名を五十音順で配列し、資料④⑤に記載された人物も収録する。また、記録の原典として「特高(外事)月報」や「思想月報」上の該当ページが示されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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