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地上何キロメートルから宇宙空間になるのか
質問内容
回答内容
『大宇宙101の謎』に、「宇宙ステーションや多くの人工衛星は、地表から500~800キロメートルくらいのところを、90分程度で地球を一周しています。ここまで上がると、地球大気の影響はほとんどなく、人工衛星は特に動力がなくとも軌道を回り続けることができます。このあたりからを宇宙と呼ぶのが一般的でしょう。」とある。
『思わず話したくなる!宇宙の雑学王』に、「空と宇宙との間に明確な境界線はない。(中略)国際航空連盟という組織は、航空機の記録と宇宙機の記録を区別するために、高度100キロメートルから先を「宇宙」と定義づけている。また、米国空軍は、高度80キロメートルから先を宇宙と定めている。」と記載がある。
『珍問難問宇宙100の謎』には、「はっきりとした定義はまだありません。一般に採用されているのは(中略)「国際航空連盟」の定義です。これによると、地上100キロメートルにあるカルマン線が、地球の大気圏と宇宙空間の境目だということになります。」と記載されている。さらに、「国連の宇宙空間平和利用委員会の法律小委員会のもとに「宇宙空間」を定義するためのワーキンググループが置かれて検討が進められていますが、最新の議事録(二〇〇八年四月の第四十七回会合)を見る限り、まだ結論は出ていないようです。」とある。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のホームページの「宇宙ステーションキッズ」に「空と宇宙の境目はどこですか」という問いがある。その回答として、「どこから宇宙という境は実はありません。そこで一般的には空気がほとんどなくなる100kmから先を宇宙としています。」とある。また、国際航空連盟の宇宙の定義とアメリカ空軍の宇宙の定義についても記載されている。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)ホームページ
http://iss.jaxa.jp/kids/faq/kidsfaq09.html
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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