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ミカンと柑皮症

質問内容

ミカンを食べ過ぎると手が黄色くなることがあるが、病気なのか。

回答内容

ミカンの過剰摂取によって肌が黄色くなる症例が説明された、以下の3冊を紹介した。

『やさいパワー調べて食べて元気なからだ3』には、「みかんで肌が黄色になる?」というコラムの中で、みかんをたくさん食べると、「オレンジ色のカロテノイドが毛細血管をとおして、黄色に見える。」と記載されている。「カロテノイドは、動物や植物にふくまれる色のもとなので、からだに悪いわけではない」とも記載されている。

『イラストを見せながら説明する子どもの病気とその診かた』には、「ミカン、ニンジン、カボチャなどの食物中に含まれるカロチンという成分が手のひらや足の裏に沈着し皮膚が黄染するもの」として「柑皮症」が紹介されている。「原因食物の過剰摂取を控えることで自然に脱色します。」と記載されている。

また、「柑皮症」を調べてみると、『皮膚科用語辞典』には、「血中カロチン濃度の上昇により、黄色色素であるカロチンが皮膚に沈着して生じる。(中略)基礎疾患がなければ過剰摂取を中止すると、1~2ヶ月で軽快する」と記載されている。説明の中にミカンの過剰摂取が例として挙げられている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

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メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

ミカンと柑皮症

(ミカントカンピショウ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

吉田 企世子『やさいパワー調べて食べて元気なからだ3』 文溪堂,2005,32p. 参照はp.12.
『イラストを見せながら説明する子どもの病気とその診かた』 南山堂,2015,11,546p. 参照はp.48.
石橋 康正『皮膚科用語辞典』大阪 医薬ジャーナル社,2001,355p. 参照はp.47.

NDC分類
NDC分類

494:外科学

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