デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

沸点について

質問内容

100℃以下でもお湯が沸騰する場所は、どんなところか。それはなぜか。

回答内容

①によると、高い山など、空気が薄いところで100℃以下でも沸騰する。
3776mの富士山の頂上は、わたしたちの住むところよりも空気が薄く、3分の2くらいしかないため、約87.8で沸騰する。また、8848mのエベレストでは約70℃、空気のない宇宙では-50℃でも沸騰する。

②では、水を熱すると、水の分子は自由に動き始めるが、気圧に押さえられているため、低い温度の時には外へ飛び出さない。しかし、気圧が低いと水の分子を押さえつけている力が小さくなるため、低い温度でも沸騰し、それ以上はあがらない。上空500mで約95℃、富士山の山頂では約87℃、チョモランマで約70℃で沸騰する。

③によると、気圧が低いと、水の表面から逃げようとする水分子を抑える力も弱くなるため、水の沸点もさがるとある。また、1気圧が1013㍱であること、300hPaのエベレストで沸点が70℃、630㍱の富士山だと87℃、1013㍱の地上だと100℃と、沸騰温度がイラストで紹介されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

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沸点について

(フッテンニツイテ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①左巻健男『熱と温度のひみつ』 PHP出版,2014,63p. 参照はp.41.
②佐々木昭弘『理科のなぞ』 草土文化,2006,111p. 参照はp.54-55.
③夏緑『科学で防災&サバイバル大百科1』 童心社,88p. 参照はp.56.

NDC分類
NDC分類

426:熱学

404:論文集.評論集.講演集

407:研究法、指導法、科学教育、実験

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