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ホワイトチョコレート
質問内容
回答内容
①『チョコレートの大研究』では、ホワイトチョコレートは、ココアバターに乳製品、砂糖などを加えたもので、チョコレート色をしていないが、カカオ豆を原料とする立派なチョコレートであると紹介されている。色に関しては、「カカオマスが使われないためチョコレート色をしていない」との記載がある。
②『すがたをかえるたべものしゃしんえほん 10』では、ホワイトチョコレートは、カカオバターに乳成分と糖分を加えたチョコレートで、カカオ由来の素材が主役であることにはちがいないと説明されている。色や風味に関しては、「カカオマスは使われていないため、チョコレートらしい色やかおりはない」との記載がある。
③『身近な食べもののひみつ 4』では、ホワイトチョコレートは、カカオバターだけで作ったチョコレートと説明があり、色に関しては「乳白色なのはカカオバターそのものの色」だという記載がある。
①のカカオ豆の成分の項目を見ると、カカオ豆が加工されて変化していく様子が分かる。カカオマスは、カカオ豆をくだいて、皮を取り除いてからすりつぶし、ドロドロの状態にしたものである。この状態ではチョコレート色をしている。このカカオマスを搾ると、ココアケーキというココアの固まりと、カカオ豆に含まれる脂肪分ココアバター(カカオバター)に分離する。チョコレート色を構成する成分が完全に取り除かれるので、ココアバターは乳白色をしている。そのココアバターを原料に作られるため、ホワイトチョコレートはチョコレート色をしていないことが分かる。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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