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オコジョの毛色

質問内容

オコジョの毛色は白色だと思っていたが、先日見たテレビでは白色と茶色であった。品種によって毛色が違うのか知りたい。

回答内容

「オコジョ」の毛色について説明がある、以下の図書を紹介した。

①「世界哺乳類図鑑」の「オコジョ」の項目には、「暖かい地方では、オコジョの背中は茶褐色から赤褐色で、クリーム色の腹部とはっきりちがう。北部のものは冬にはほぼまっ白になり、雪にカムフラージュする。」と記載されている。

②「日本の哺乳類」には、「エゾオコジョ」と「ホンドオコジョ」の項目があり、オコジョのカラー写真がそれぞれ紹介されている。どちらも、夏毛は白色と茶褐色であるが、冬毛は尾の先の黒い毛を残して全身白くなるという説明がある。

③「天使すぎるかわいさオコジョ」には、年に二回毛が抜け変わる「換毛」について紹介されている。オコジョの毛色については、「夏はあごの下から胸、腹部が白く、それ以外は茶色。冬は全身が白くなりますが、1年を通して尻尾の先だけは黒いです。」と説明がある。

④『オコジョ』には、「衣替えの季節」という項に、オコジョの換毛について図入りで説明がある。そのなかで、「寒帯と温帯の中間あたりのオコジョはどうかといえば、毛変わりも中間である。例えば冬の北アメリカでは、全身白色となる者や、背面が褐色のままの者、褐色の地に白色の斑点が出る者もいて、いろいろなのである。」とあり、品種の違いではなく、生息地による個体差であることが説明されている。他にも、「雌雄で異なる白化現象」、「白色化のメカニズム」について記載されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

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メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

オコジョの毛色

(オコジョノケイロ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

ジュリエット・クラットン=ブロック『世界哺乳類図鑑』 新樹社,2005,400p. 参照はp.247.
小宮輝之『日本の哺乳類』 学研教育出版,2010,264p. 参照はp.36,p.146.
世界文化社『天使すぎるかわいさオコジョ』 世界文化社,2015,71p. 参照はp.6.
オコジョ『今泉忠明』 自由国民社,1986,134p. 参照はp.38-46.

NDC分類
NDC分類

489:哺乳類

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