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旧制高等学校の校数
質問内容
回答内容
①『旧制高等学校教育の成立』には、明治27年7月に公布された高等学校令では、前身の高等中学校から指定されていた、5校(東京、仙台、京都、金沢、熊本)に加えて、明治33年9月に第六高等学校が岡山に新設され、明治34年には第七高等学校造士館が鹿児島に新設され、明治41年9月に名古屋が第八高等学校として設置されたとある。
②『旧制高等学校全書 第一巻総説編』には、明治27年の高等学校令により、高等中学校は高等学校となったとあり、これまで高等中学校は大学につながる本科が主で専門学科が従であったが、高等学校になると専門家が主で帝国大学をめざす予科が従となったとある。大学予科の志願者は年々増加したため、明治30年代の国会で高等学校増設建議が度々出され、明治33年には、岡山に第六高等学校、明治34年年には鹿児島高等中学造士館が第七高等学校となり、明治41年には名古屋に第八高等学校が設置されたとある。
③レファレンス協同データベースに「旧制高等学校の中で「ナンバースクール」と呼ばれた8校の所在地の変遷を知りたい」という内容があり、岡山が第6校であった時の8校についての記述がある。
①、②、③より岡山が第六高等学校であった時には、全国に高等学校が8校あったことがわかる。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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