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ウェルシュ菌が形成する芽胞の耐熱温度
質問内容
回答内容
「ウェルシュ菌が形成する芽胞の耐熱温度」について説明がある、以下の図書を紹介した。
①『微生物学 病原微生物の基礎』の「(1)ウエルシュ菌C.perfringens」の項目に「ウエルシュ菌の芽胞は耐熱性(100℃,1~4時間加熱で死滅しない)である。」と記載されている。
②『食中毒予防必携』の「7.ウェルシュ菌の③生残性(抵抗性)」の項目に「耐熱性:大部分のウェルシュ菌は易熱性(100℃,数分の加熱で死滅)の芽胞を形成するが,耐熱性(100℃,1~6時間の加熱に抵抗する)芽胞を形成するものも見られる。」と記載されている。
③『細菌性食中毒 -その予防と調理衛生-』の「ウエルシュ菌食中毒」の項目に「本菌の産生する毒素の種類により,A型からE型までの五型に分類される。この中で主に,A型とC型菌毒素が人に食中毒を起こす。A型菌芽胞は耐熱性で,100℃・1~4時間の加熱で死滅する。B,C,D,E型菌芽胞は,比較的熱に弱く,90℃・20分または100℃・5分の加熱で死滅する。」と記載されている。
④『食中毒は予防できる!』の「増殖・発症条件」の項目に「ウエルシュ菌は十二~五一℃が発育に適した温度です。一〇℃以下、五五℃以上では発育しにくい性質をもっています。ただし、芽胞になると、一〇〇℃、数分の加熱で死滅するものもありますが、一〇〇℃で六時間加熱しても死なない芽胞もあります。」と記載されている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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