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ちょんまげの結い方
質問内容
回答内容
①は、江戸時代の子どもたちが、誕生から15才でちょんまげを結うまでの髪型と暮らしを追いかけた絵本である。ちょんまげの構造が分かる絵は、前から見た図と後ろから見た図の両方が載っている。「ひたいから頭のてっぺんまでをきれいにそり、のこりのかみを結いあげます。このかみ型は、江戸時代より前の戦国時代のころからはじまったようです。戦で兜をかぶり、重いよろいを着ていると、熱気がこもり頭が蒸れて不快だったので、頭のてっぺんをそるようになりました。」と解説されている。ちょんまげの結い方もイラストで紹介されている。また大人のちょんまげが15種類紹介されていて、見比べることができる。
②は、食べ物や住む家、着る物など江戸時代の侍のくらしを写真や絵とともに紹介しており、侍の髪型について「まげは、江戸時代を通じて、頭頂部の髪をそって(月代)、髪をたばねてふたつ折にし、その先をひも(元結)で結んでかためる「二つ折」が主流でした。まげの太さや長さなどは時代によってちがいがあり、流行もありました。」と記載があり、職業によっては髪をそらずにまげを結ったり、幕末になると、立場や考え方を髪型で表すこともあったと説明されている。まげを結った様子は、真横を向いたイラストで示され「銀杏頭」「大月代二つ折」「奴髷」「中剃茶筅髷」の4種類のまげを見比べることができる。
③は、江戸時代のお店の外観、店内の様子、商品などをイラストで分かりやすく紹介しており、髪を整えるお店である髪結床について解説している。髪結に使う道具、髪結の手順も詳細に説明されており、手順ごとに任される髪結の名称にも触れている。男性の髪型の種類は「いなせ風」「はすかけ本多」「六尺まげ」「すもういちょう」「ちょんまげ」「小いちょう」と、6種類のまげを見比べることができる。
④は、時空を越えて庶民の日常を取材するタイムスクープハンターの目を通して、江戸時代の出張理容師「髪結い」の仕事を紹介している。髪結の道具や結っている様子が写真や漫画で紹介されており、ビジュアルが多く載っていて分かりやすい。「かもじ」という付け毛や、かつらについても触れている。
回答館・回答団体
岡山県立図書館
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