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滝川一益の子孫

質問内容

戦国武将・滝川一益の子供が岡山藩にいたらしいが、それは誰か。
また、その子孫は岡山に住み続けたのか。

回答内容

資料①『岡山県歴史人物事典』によると、滝川辰政(たきがわ たつまさ)という岡山藩士がいる。「瀧川左近将監一益の子。出雲と称す。」とあり、禄高は3000石で番頭を務めている。
資料②『岡山市史 全』の滝川出雲の説明では「瀧川出雲名は辰政、左近将監一益の五男なり。(中略)世俗備前藩に不相応なるものの一として数へたる所謂「備前の瀧川」は即ち此人なり。」とある。

資料③『岡山藩家中諸士家譜五音寄 2』には番頭・滝川縫殿の書上が翻刻されており、祖父は左近、父は出雲であることがわかる。

資料④『改訂増補 池田家文庫マイクロ版史料目録 4 藩士2』によると、滝川縫殿家は明治3年の滝川猛夫まで書上が残っており、廃藩になるまで代々岡山藩士であったことがわかる。
その他、滝川一益を祖先に持つ家として滝川弥平太家、滝川覚平家、滝川久三郎家があり、それぞれ廃藩まで岡山藩士として書上を残している。

資料⑤『岡山の旧家』には備前市伊部の滝川家が紹介されている。一益の子・一忠と愛妾との子である一次が吉永町に土着し、その後子孫が帰農したとある。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

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滝川一益の子孫

(タキガワカズマスノシソン)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

資料① 岡山県歴史人物事典編纂委員会編『岡山県歴史人物事典』岡山 山陽新聞社,1994,1254p.参照はp.596.
資料② 岡山市役所編『岡山市史 全』岡山 岡山市,1920,1冊.参照はp.48.
資料③ 倉地克直編『岡山藩家中諸士家譜五音寄 2』岡山 岡山大学文学部,1993,333p.参照はp.46-48.
資料④ 岡山大学附属図書館編 『改訂増補 池田家文庫マイクロ版史料目録 4 藩士2』 丸善,1993,599p.参照はp.327-328.
資料⑤ 新田文雄『岡山の旧家』 キュウセイ出版部,1978,223p.参照はp.145-146.

NDC分類
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288:系譜.家史.皇室

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