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飢饉の際、蔵米を解放した笠岡の代官
質問内容
江戸幕府の許可を得ず、飢饉の際に蔵米を解放し、責任をとって自害した笠岡の代官がいたと聞いた。
名前や経歴を知りたい。
回答内容
資料1に歴代代官の治績がまとめられており、十四代「井戸平左衛門 窪島作右衛門」の頁に「いも代官の伝説」「井戸代官自刃説」「史実の井戸代官」という記述がある。
同書では、飢饉の際に官庫を開いたのは石見国大森に赴任していた頃とし、また、自殺説を否定している。
各代官の治績等については、笠岡鳥越家所蔵の『管轄庁沿革』、田中舜治氏の遺稿『笠岡歴代代官記』などを参考にした旨の記述があるが(p.174)、どちらも自館には所蔵がなかった。
田中舜治氏の笠岡歴代代官についての新聞連載(資料2)では、市史で十代代官としている鈴木を数えず、井戸を十三代代官としている。
名前がわかったので、種々の人物辞典もあわせて案内した。
そのうちの資料3では、自殺説と病死説があることを紹介している。
ほかにも伝記や児童書(資料4)などが刊行されている。
回答館・回答団体
岡山市立中央図書館
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