デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

レファレンスデータベース > ギーの原料や製法

ギーの原料や製法

質問内容

インドの「ギー」の原料や製法が知りたい。

回答内容

①『アーユルヴェーダ式手作りコスメ&クッキング』には、「ギーは、インド独特のオイルで、(中略)無塩バターを熱して独自の工程を経て作られ、バターの中に含まれている蛋白質と水分を完全に除去したものがギーです。インドでは、各家庭でミルクの段階からバターを作り、そこからギーを作る」と記載されている。また、「インドの牛は日本の牛と種類が違うので、ギーの味も微妙に違います。さらにヤギのお乳のものも」あると書かれている。
②『乳製品の世界外史』では、インドの村落で行われているギーの伝統的製法や、近年におけるギー製造法の改良など、詳細に綴られている。
③『世界の発酵乳』には、「インドでは宗教上の理由からウシ、スイギュウの肉は食べず、役畜に利用するのと乳しぼりの対象とされる。スイギュウの乳は脂肪分が多いので、インドではバターつくりによく用いられ、バターオイルであるギーに加工される」「インド、ネパールでは、ダヒという発酵乳が知られている。(中略)ダヒを撹拌して得たバターを加熱し、バターオイルであるギーを製造する。」との記載あり。
④『地域食材大百科 第11巻』は、クリームについての項目の中に、「クリームからはバター、ギー、アイスクリーム、サワークリームなどの製品が製造・販売されている。」と書かれており、バターの項目には「インドの水牛によるバター(ギー)」と記載されている。
⑤『乳製品製造学』はギーについて「インド:水牛のミルクを原料とする」と注釈を入れている。
⑥『牛乳・乳製品の知識』には「水牛や牛のバターオイルから作られるギー」と書かれている。
⑦『魔法のスープボーンブロスでやせる間ファスダイエット』には、ギーは「バターから水分やたんぱく質をとり除いた純度の高いオイル」と紹介され、バターからギーを作るレシピが掲載されている。
⑧『絶対美味のベジ料理』は、澄ましバター(ギー)の作り方としてレシピを掲載している。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

カテゴリ情報レファレンスデータベースレファレンス事例データ岡山県立図書館

メタデータ

レファレンス事例
タイトル
レファレンス事例
タイトル

ギーの原料や製法

(ギーノゲンリョウヤセイホウ)

回答した図書館または団体
回答した図書館
または団体

岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①高橋 佳璃奈『アーユルヴェーダ式手作りコスメ&クッキング』 BABジャパン,2008,171p. 参照はp.135.
②足立 達『乳製品の世界外史』仙台 東北大学出版会,2002,1120p. 参照はp.414-417.
③石毛 直道『世界の発酵乳』 はる書房,2008,263p. 参照はp.25,36.
④『地域食材大百科 第11巻』 農山漁村文化協会,2013,16,454p. 参照はp.56,69.
⑤伊藤 肇躬『乳製品製造学』 光琳,2011,676p. 参照はp.401.
⑥堂迫 俊一『牛乳・乳製品の知識』 幸書房,2017,14,263p. 参照はp.227.
⑦鈴木 功『魔法のスープボーンブロスでやせる間ファスダイエット』 主婦の友社,2018,143p. 参照はp.112.
⑧大平 哲雄『絶対美味のベジ料理』 講談社,2013,95p. 参照はp.22.

NDC分類
NDC分類

383:衣食住の習俗

498:衛生学.公衆衛生.予防医学

596:食品.料理

648:畜産製造.畜産物

その他のメタデータを表示
このページのURL
このページのURL

http://digioka.libnet.pref.okayama.jp/detail-jp/id/ref/M2019110114204308101