デジタル岡山大百科 | 岡山県立図書館

ケンパ

質問内容

「ケンパ」の他の呼び方や遊び方について書かれた児童書を見たい。また、外国のよく似た遊びについても知りたい。

回答内容

①では、「「ケンパ」とは、昭和40年代ごろまで、日本の子どもたちのあいだで、とても人気のあった外あそびです(「ケンケン」ともいう)。これは、地面に四角や円などの図形(マス)をかいて、数字を1から順にかき入れ、そこへ石を投げ入れたのち、数字の順にケンケン(片足とび)で進んでいくといったあそびです。」と説明している。
また、外国のよく似た遊びとしてインドネシアの「エンクレック」、ノルウェーの「パラダイス(天国)」、イギリスやカナダ、アメリカ、フィジー、ニュージーランド、オーストラリア、ザンビアの「ホップスコッチ」、マレーシアの「ジャンピング・ボックス」、ギリシャの「クチョ」、トルコの「バサマク」「セキセキ」、ブラジルの「アマレリーニャ」、ペルーの「ムンド」、チリの「ルーチェ」、タンザニアの「アイ アム ライト?」、ガーナの「トマト」、エジプトの「アル ハグラ」について紹介している。

②では、「ケンケンパ」として、「ケンケンパは世界中にある遊びで、日本には明治時代にヨーロッパから伝わったそうです。地面にマス目をいくつか書いて、決められたとび方をします。国や地域によって、マスの形やとび方がちがいます。」と説明しており、イギリス、フランス、オランダ、ドイツのものも紹介している。

③では、「石けり」として、「石けりあそびは、さむらいの時代がおわった明治になって、ヨーロッパからつたえられたあそびです。しかし、その前から日本にあったかた足で石をけるあそびとむすびついて、こどもたちの中に、しだいに広がっていきました。」とされている。「長石けり」「うずまき」「けんぱ」の遊び方のほか、「月せかいあそび」として外国の石けりも紹介されている。

④では、「石けり」として「うずまきけんけん」「しほうけんけん」などの遊び方を紹介している。

⑤は児童書ではないが、日本全国の石けり遊びのバリエーションを収集し、分類している。また、「欧米の石けりは、ギリシア神話に基づくと伝えられている」とされ、歴史についても紹介されている。

回答館・回答団体

岡山県立図書館

カテゴリ情報

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ケンパ

(ケンパ)

回答した図書館または団体
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岡山県立図書館

(オカヤマケンリツトショカン)

情報源(回答)
情報源(回答)

①こどもくらぶ『世界の外あそび学じてん』 今人舎,2019,191p. 参照はp.4-13.
②『世界の子どもの遊び』 PHP研究所,2015,63p. 参照はp.22-23.
③和久洋三『玉川こども・きょういく百科15』 玉川百科刊行会,1979,96p. 参照はp.76-77.
④かこさとし『かこさとしあそびの本2』 復刊ドットコム,2013,63p. 参照はp.4-5.
⑤加古里子『伝承遊び考2』 小峰書店,2007,385,13p. 参照はp.10.

NDC分類
NDC分類

384:社会・家庭生活の習俗

781:体操.遊戯

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